松下景子[著]語らいと祈り 信仰の12 ステップに取り組んだ人々の物語のレビュー
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松下景子[著]語らいと祈り 信仰の12 ステップに取り組んだ人々の物語
「信仰の12ステップ」の基本原理は、「言い放し」「聞き放し」そして「無批判」と「秘密保持の原則」。これは、一見、「無責任」「無関心」「無慈悲」のように思えるが、ここに本質的な癒しがあることを学んだ。人は、自分の内なる思いを聞いてくれる人を探し求めているのである。解決や助言だけを求めているのではないのである。「秘密保持の原則」によって、匿名性が担保されるからこそ安心して心を開いて話せるのである。「人は、人によってこそ癒される」。そこに、ハイヤー・パワーなる神様の癒しのプロセスがある。「信仰の12ステップ」は、まさにグループ・セラピーにおいて互いの存在に気付かされる一冊である。
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読みながら特別な12ステップに参加しているかのように涙し、自分の深い痛みにも寄り添われて癒やされていくように感じました。どんな痛みにもイエス様が寄り添ってくださるとは、こういうことなのか…。この働きが地道に進められてきていることに敬意を覚えます。必要としている方々がきっと多くいるでしょうから、さらなる働きの祝福をお祈りします。
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12ステップというプログラムを通して、信者さんだけでなく、教職者自身のケアや癒しにも目を向けられた温かい心の寄り添いに、深く感銘を受けました。事例集に書かれた会話には、人の心の動きの機微を感じ、胸に迫るものがありました。
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